忍者ブログ

go to homenovel pict blog LINEsticker LINEtheme link mobile

思いついた話を御伽噺風味で。
今回は御伽噺みたいに書いてるけど、全年齢向けに書き直したいなあ。


 むかし、むかし、あるところに、兄と妹がいました。お父さん、お母さんに愛され、兄は妹を、妹は兄を大切に大切にしていました。
 二人の兄妹が森へ遊びに行くと、不思議な木に出会いました。
「どこへお行きなさるのかな、お二人さん」
 なんと、その木はしゃべったのです。
 二人はびっくりして木をみつめました。
「どうか、驚かないでください。私は、もとは人間だったのです」
 話を聞くと、もともと人間だったのに、悪い魔女に追いかけられ、木にされてしまったというのです。
「じゃあ、僕がその悪い魔女をやっつけてやる」
 兄は張り切って言いました。
「お兄ちゃんがやっつけたなら、きっともとに戻れるね」
 妹も言います。
「お待ちなさい。魔女はとても強い。あなただけではとうていかなわないでしょう。私の頭の上に、小鳥の巣があります。その中に水晶のペンダントがあります。それをお持ちなさい」
 木はさらに言いました。
「魔女は、そのペンダントの力をおそれて、私をこんな姿にしたのです。木になってしまった私には、ペンダントの力を出すことはできません。どうか、ペンダントの力を使って魔女を倒してください」
「わかりました。では、そのペンダントをお借りしますね」
 兄は、大きな木の幹をうんしょ、うんしょとのぼり、小さな鳥の巣の中から、キラキラ輝くペンダントを見つけました。
「本当なら、私の馬も差し上げたいのですが、私が木になったときに逃がしてしまい、どこにいるか検討もつかない」
「大丈夫。ボクらは歩いてもいけます」
 ペンダントを大事そうにかかえ、兄と妹は、一度、家へ帰ることにしました。
 しかし、村へ近づくにつれて、だんだんへんなにおいがしてきます。
 最初は気にならなかった二人も、やがて、焼けるようなにおいに鼻をつまんで道を進みました。
 もう少しで村だというのに、あたりは真っ黒な木が立ち、草も燃えて茶色い土が見えています。
「どうしたんだろう」
 二人が不思議に思って、村に急いで戻ると、そこは一面焼け野原でした。

...to be continued

思いついた話を御伽噺風味で。
思いついた話を御伽噺風味で。-2-
思いついた話を御伽噺風味で。-3-

コメント

コメントを書く